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爆クラin DOMMUNE​<第87夜>「反骨のクラシック」ゲスト:村本大輔(ウーマンラッシュアワー)ほか


前回からDOMMUNE(ドミューン)内にて「爆クラ」の本格的なライブストリーミングを行っていますが、第87夜となる今回は、政府の緊急事態宣言解除により、渋谷PARCO9階にあるDOMMUNEスタジオでの限定ライブとライブストリーミングのハイブリッド形式。ゲストにウーマンラッシュアワーの村本大輔さんをお招きしてお送りする「反骨のクラシック」を軸に、第1部ではACOUSTIC REVIVE代表の石黒謙さんをお迎えします。



第1部ゲストの石黒さんは、「爆クラアースダイバー」のパートナーであり、渋谷PARCOの9階に移ったDOMMUNEの最高峰サウンドシステムを更に極上のものに一新させてしまった張本人! 「音神」として、その名をオーディオシステム界に轟かせている石黒さんとクラシック音楽を野山に放つ試み「爆クラアースダイバー」の音響を中心にクラシック音楽の音響術について語ります。 そして、第2部ゲスト村本さんといえば、ご存知、ウーマンラッシュアワーのコンビとして「THE MANZAI」の2013年優勝者(つまりお笑い界の横綱級ってことです)。現在では政治的問題に積極的な発言&行動をしつつの、現在の日本では本当に希少になった「政治、社会風刺」のお笑いを発表し続けているエヴァンジリスタ。 そんな彼と語っていきたいのは、もうズバリ「反権力、反体制、反骨そして、抵抗が込められたクラシック音楽」という切り口。今ではエスタブリッシュメント文化の代表格であるクラシックもひとたび楽曲を紐解けば、そこには、バリバリの権力批判や反体制が込められていることに気がつきます。 リベラルで自由主義的進歩思想をもっていたベートーヴェンは、歌劇『フィデリオ』で、政治犯等囚人の解放を描き、同様にヴェルディの歌劇『ナブッコ』は、ユダヤ人のバビロン捕囚が下敷きになっています。ショスタコーヴィチは当時のソビエト、スターリン体制のウケを目論みつつも、その中に皮肉と批判を潜ませ、ユダヤ人大虐殺をテーマにした交響曲第13番を発表。そして、反核反原発は、戦後の現代音楽作曲家達の一大テーマでした。一方「家具の音楽」つまり、意識的に聴かれることのない音楽を主張した、エリック・サティなんぞは、音楽一般に対する反抗、反逆。 「クラシックどころか、音楽得意じゃないんだよねぇ……」という村本さん。逆にそういう耳に、先達たちの「音の反体制」はいかに響いていくのか? そして、この種のクラシック音楽は、時に“お笑い”の要素も大いに含むので、そのあたりも語りたいところであります。 なお、アフタートークのDJは、昨年日本コロムビア、「Opus One」レーベルからCDをリリースした、チェリストの笹沼樹さん。もちろん初DJなれど、類い希なる分析力と感性からの選曲に期待。 そして、前述の通り今回は僅かながらお客様をお迎えすることが可能となりました! 感染対策を充分に取った上で、自粛疲れを最高の音響と痛快なトークで洗い流しましょう。 __________________________ ■第1部ゲスト:石黒謙(いしぐろけん) ACOUSTIC REVIVE代表。同社は日本を代表するオーディオケーブル・アクセサリーメーカーで、その製品は世界各国で高い評価を受けており、フランスの音楽誌diapasonにおいて三度の金賞に輝いた。創始者である石黒謙はアジア各国で「音神」と呼ばれ、独自の音質向上術により世界最大のオーディオイベントであるドイツミュンヘンハイエンドショーにおいて関与したブースを450社中最も音の良いブースに与えられるベストサウンドアワードに3年連続で導いた。石黒氏の音響調整技術はオーディオに留まらず、大手レコードメーカーのスタジオやライヴハウスの音響調整など多岐に渡る。本イベントの会場であるDOMMUNEのサウンドシステムは、ACOUSTIC REVIVEによるもの。 __________________________ ■第2部ゲスト:ウーマンラッシュアワー 村本大輔(むらもとだいすけ) 1980年11月25日、福井県大飯郡おおい町出身。お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」のボケ担当。NSC大阪校22期生。2008年、中川パラダイスとのコンビ「ウーマンラッシュアワー」を結成。2009年「笑わん会第10回」優秀賞、2009年「第7回MBS新世代漫才アワード」第2位、2010年 「第31回ABCお笑い新人グランプリ」審査員特別賞、2011年「第32回ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞、2013年「第43回NHK上方漫才コンテスト」優勝、2013年「THE MANZAI 2013」優勝。著作に『村本大輔論 妬み恨みを強みに変える、ネガポジ365日』(小学館)がある。 __________________________ ■ゲストDJ:笹沼樹(ささぬまたつき) 全日本学生音楽コンクール、東京音楽コンクール、日本音楽コンクールをはじめとする国内のコンクールで優勝、入賞後、カルテット・アマービレのメンバーとして2016年ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞及び特別賞を受賞。2019年ニューヨークヤングコンサートアーティストオーディションでは日本人のカルテットとして東京クァルテット以来50年ぶりの第1位を受賞した。ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団をはじめとするオーケストラと共演。室内楽奏者としてはアルゲリッチ、ダン・タイ・ソン、ヴェンゲーロフ、ギトリスをはじめとした音楽家と国内外で共演を重ねる。2017年学習院大学文化活動賞受賞。同校でのリサイタルは天覧公演となり、毎年開催されている。桐朋学園ソリスト・ディプロマ・コース修了。学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科、桐朋学園大学音楽学部大学院卒業。堤剛氏に師事。2019年に日本コロムビアよりデビューアルバム『親愛の言葉』をリリース、レコード藝術特選盤に選出される。使用楽器は1771年製C. F. Landorfi(宗次コレクション)。

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