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第55回岡山市芸術祭

プラネタリウムで爆クラ

2017年10月28日(土)

岡山県岡山市・岡山県生涯学習センター 人と科学の未来館サイピア

 クラシック音楽のトーク&リスニングイベント、爆クラを主宰する湯山玲子による選りすぐりの選曲を、プラネタリウム映像にコラボする新しい試みが、この「プラネタリウムで爆クラ」。全天周ドームに映し出される宇宙空間をコンサートホールとして、音と映像で銀河を感じる新感覚の体感系イベントである。

 

 企画、制作は、現在、岡山文化芸術創造にお勤めの安田久美子氏。プラネタリウム空間にサウンドシステムを設置し、いつも星が写されている阪急ドームに、施設が持っている「教育的イメージ映像」とクラシック音楽のコラボレーションを行った。

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 最初は通常のプラネタリウムの「星空照射」もしくはオリジナルの映像コラージュを想定していたが、付属ソフトの方を試しに写してみると、これが素晴らしい出来。現在のプログラムでは、ほとんど使われることがないというこれらは、教育的という枠組みの中で、『スター・ウォーズ』やハリウッドのSFX映像のノウハウとセンスを感じさせる。

 

 半円ドーム型のスクリーン・エンターテイメントは、1970年の大阪万博、旧三和銀行(現在、東京三菱UFJ銀行)のみどり館が日本では初めてと記憶されるが、今はVRがその視覚全部を包み込むビジュアルの可能性を追求している。

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 宇宙で、惑星の間から太陽が顔を出す日の出、星の衝突、高速飛行、古代の遺跡と宇宙、土星の世の神秘、といった14のシーンに、選曲されたクラシック音楽は以下の通り。

 

Scene1_火星の衛星:カプリコーン アレグロ 第一楽章/バーバー

Scene2_継ぐ宇宙:春の祭典 第一部 大地の礼賛 春の兆し 乙女たちの踊り/ストラヴィンスキー

Scene3_太陽系の対日:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」第1楽章/ブルックナー

Scene4_神秘的空間:エステ荘の噴水/リスト

Scene5_rise:ジムノペディ 第1番/エリック・サティ

Scene6_天体の声:四国の子ども歌「四国ばやし」/湯山昭

Scene7_宇宙を飛ぶ:MUSIC FOR 18 MUSICIANS/ライヒ

Scene8_地球の美:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47 第3楽章/シベリウス

Scene9_宮殿と星空:バレエカンタータ結婚/ストラヴィンスキー

Scene10_土星:交響曲第9番 第1楽章 アンダンテ/マーラー

Scene11_星のワルツ:「春の声」Op.410D/ヨハン・シュトラウス2世

Scene12_宇宙の果て:4つの最後の歌/R. シュトラウス

Scene13_星の欠片:カンタータプロファーナ/バルトーク

Scene14_爆発や破裂:涅槃交響曲 第2楽章/黛敏郎

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