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NEWS

2024年7月8日

岩井俊二さんからコメントをいただきました。

2024年7月1日

鈴木淳史さん、渋谷慶一郎さんからコメントをいただきました。

2024年6月24日

徳永京子さん、松尾潔さんからコメントをいただきました。

2024年6月18日

加藤浩子さんからコメントをいただきました。

2024年6月14日

吉本ばななさん、イケムラレイコさん、沼野雄司さんからコメントをいただきました。

2024年6月3日

出演者第3弾を公開しました。

2024年5月9日

出演者第2弾公開、チケット一般発売を開始しました。

2024年4月23日

イベント情報を公開、チケット先行抽選を開始しました。

混ぜるな、危険(なのか?)

ラッパーの感性が、クラシック音楽から生きた"言葉"を生み出す現場にGO!!!

 

言葉を持たないクラシック音楽が、時代のセンスに従って、ラッパーたちの言葉から、新たな響きを獲得する、刺激的な音楽の現場が、『交響ラップ』です。

1970年代にニューヨークのブロンクス地区のストリートで発生した独自の音楽ジャンルであるヒップホップは、ダンス、ファッション、そして音楽産業の形態自体にも大きな影響を及ぼし、今や全世界を巻き込む大衆音楽の一大ジャンルとなりました。

 

その中心的存在は、ラッパーたち。彼らはトラック(後ろで鳴っている音楽)に乗せてライムという「詩」を表現していきます。つまり、音楽に合わせた「詩の朗唱」とも言え、その内容は詩作と同様、社会や個人の内面を表現。ちなみに、韻を踏むというスタイルがあるのは、どちらも同じ。

 

『交響ラップ』は、その名の通り「クラシックの楽曲そのままの生演奏がバックトラックとなり、ラッパーが表現する」という画期的なコンサートです。

 

クラシックのアーカイヴの中から曲が選び出され、曲の音響はもとより、作曲者の意図、時代性などをインプットした上でラッパーたちは、現代と切り結ぶ刺激的な「ライム/歌詞」をフロー。ベートーヴェンはシラーの詩を交響曲第九番の最終楽章に取り入り、ドビュッシーはマラルメの詩をモチーフに多くの曲を書いたことの、逆提案、とも言えるのです。

 

オペラ歌手がオーケストラをバックに歌うソロコンサートの歌唱部分が、ラップにすげ変わったようなスタイルを想像してみてください。ライム(詩)の世界観によっては、モノオペラのような表現が成立していくことでしょう。世界的に活躍し、オペラに定評がある指揮者の原田慶太楼が、そのタクトで二つのジャンルを切り結んでいきます。

プロデューサー/MC  湯山玲子

公演情報

交響ラップ

クラシックとラップが挑む未知の領域

Orchestra Remix: Classic Meets Hip-Hop

 

日時

2024年717日(水)

19:00開演(18:15開場)

 

 

会場

サントリーホール

〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目13-1

INFORMATION

チケット情報
 

S席 7,000円/A席 5,500円/B席 3,500円/C席 2,500円 (税込)

全席指定/お一人様4枚まで/未就学児の入場はご遠慮ください


チケット発売日

先行抽選販売日
4月23日(火)12:00 ~ 4月30日(火)23:59

〈取り扱い〉
イープラス
チケットぴあ



一般発売日
5月9日(木)10:00

〈取り扱い〉
チケットぴあ
イープラス
パシフィックフィルハーモニア東京 チケットデスク

パシフィック・ネットチケット
サントリーホールチケットセンター



注意事項
※公演中止以外の場合を除きキャンセル・払い戻しはできません。
※やむを得ず出演者・曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※営利目的の転売は固くお断りいたします。

TICKET

プログラム
 

N/K a.k.a.菊地成孔
林光/映画『秋津温泉』より「ラストシーン・新子の死」

志人
ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調 作品92 より 第2楽章

呂布カルマ

サティ/3つのジムノペディ より 第1番「ゆっくりと悩める如く」、第3番「ゆっくり、厳かに」 (ドビュッシーによる管弦楽編)

NENE(ゆるふわギャング)
坂本龍一/Anger - from untitled 01

HIDENKA
ホルスト/組曲『惑星』 作品32 より 第1曲「火星 戦争の神」


DOTAMA × HUNGER(GAGLE)
梅本佑利/委嘱作品「MCバトルのための、スーパー・サンプリング クラシック・ボム」(SUPER SAMPLING CLASSIC BOMB FOR MC BATTLE)

and more...

PROGRAM

出演者

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N/K a.k.a.菊地成孔

N/K a.k.a. Naruyoshi Kikuchi[ラッパー]

 

1963年生まれの音楽家/文筆家/音楽講師。音楽家としてはソングライティング/アレンジ/バンドリーダー/プロデュースをこなすサキソフォン奏者/シンガー/キーボーディスト/ラッパーであり、文筆家としてはエッセイスト&批評家であり、映画やテレビの劇伴も多い。2021年、自らの生徒と共に、ギルド「新音楽制作工房」を立ち上げ、2023年には映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の劇伴を担当。

志人

Sibitt[語部]

 

独自の日本語表現の探求により、言葉に秘められた全く新しい可能性を示す。
音楽表現のみならず舞台芸術、古典芸能の語り部等、分野を超えて国内外で活動する表現者。『藝大プロジェクト2022 「藝大百鬼夜行」』では、ストラヴィンスキー『兵士の物語』を川村亘平斎(影絵師)×志人(語部)×藝大生で公演。
2021年にセルフプロデュースアルバム『心眼銀河』『視覚詩・触覚詩 心眼銀河 書契』を発表。

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呂布カルマ

Ryoff Karma[ラッパー

 

名古屋天白JET CITY PEOPLE代表。
プロラッパーでグラビアディガー。

愛知県名古屋市在住のラッパー。

2021年から自身の公式YouTubeチャンネルを開設。

不定期に生放送をして活動している。一男一女の父。

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NENE(ゆるふわギャング)

NENE(Yurufuwa Gang)[ラッパー]

 

RyugoとNENEが2016年にゆるふわギャングを結成。NENEは、The Chemical Brothersのアルバム「No Geography」にフィーチャーされ世界的にも注目される。クールなヴィジュアルでも注目を集め、New York Timesなどの海外メディアに登場し、様々なブランドにモデルとして起用。SPACYでサイケデリックな世界観で唯一無二な存在。4枚目のアルバム「Journey」を 2023年7月にリリース。

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HIDENKA

HIDENKA[ラッパー]

 

様々なアーティストとコラボを繰り広げるリズムに挑む言葉の人。
GARBLEPOOR! 、DOOBEEIS、BLACKSMOKER RECORDS、Colorful house band、他にも多くの作品リリース。
adidas japan、EVISEN、Strush wheelsのSkateboard映像の歌を担当。2024年、五つの世界観とのコラボEP "せせせ"のリリースが控えている。

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DOTAMA

DOTAMA[ラッパー]

 

ラッパー。栃木県出身。ULTIMATE MC BATTLE 2017全国大会チャンピオン。
現在までにソロ作品4枚を含め12枚のアルバムを発表。現代社会を前向きに、時にシニカルに。卓越した音楽性とスキルフルなラップで表現する。「ヒプノシスマイク」等、楽曲プロデュースも手掛ける。音楽の社交の場をテーマに掲げたイベント「社交辞令」を定期開催中

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HUNGER (GAGLE)

HUNGER (GAGLE)[ラッパー]

 

ヒップホップユニット”GAGLE”のMC。生粋の雪国育ち。代表曲に「雪ノ革命」「屍を越えて」「うぶこえ」がある。ラジオMC、審査員、コメンテーターなど幅広い活動でヒップホップカルチャーの普及に貢献。「松竹梅レコーズ」を主宰、現在までに150作品以上リリース。旅とセッションをテーマにしたアルバム「SUGOROKU」、和太鼓とラップをテーマにしたアルバム「舌鼓」をリリース。2023年「舌鼓X」収録曲「わ道 DJ Mitsu the Beats Remix」がキアヌリーブス主演映画「John Wick 4」劇中歌に採用された。

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梅本佑利

Yuri Umemoto[作曲]

 

委嘱作品「ラップバトルのための、スーパー・サンプリング クラシック・ボム」
作曲家。2002年東京生まれ。日本のアニメ、ゲーム、ポップ・カルチャーや消費社会、インターネット文化の影響を受けたマキシマリスティックな作風で知られる。作品は日本やヨーロッパで数多く演奏され、これまで、東京・春・音楽祭、ボンクリ・フェス、テューリンゲン・バッハ週間、ポディウム・エスリンゲン音楽祭ほか多くの音楽祭で紹介されている。ファッション・ショー音楽の作曲、テレビ番組への編曲提供、ヴィジュアル・アーティストやポップ・ミュージシャンとの作品制作など、幅広いコラボレーションをおこなっている。2023年にアーティスト集団「mumyo」を設立。合同会社無名代表。

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原田慶太楼

Keitaro Harada[指揮]

 

東京交響楽団正指揮者。サヴァンナ・フィルハーモニック音楽&芸術監督。24年4月愛知室内オーケストラの首席客演指揮者兼アーティスティック・パートナーに就任。ショルティ財団トップとなるコンダクター賞、渡邉曉雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。

kharada.com/@KHconductor

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パシフィックフィルハーモニア東京

Pacific Philharmonia Tokyo[管弦楽]

 

1990年設立。定期演奏会等の自主公演の他、オペラ、バレエ、音楽鑑賞、レコーディング、テレビ・ラジオ出演など幅広く活動。
また2017年からポップス定期演奏会を開催し、アニメ・ゲーム音楽など各界のアーティストと共演を続けている。2018年からは楽団誕生の地である練馬で練馬定期演奏会を開催し、地元に根差した活動も行っている。2022年4月には飯森範親が音楽監督に就任し、さらに楽団名を「パシフィックフィルハーモニア東京」へ改称して、更なる飛躍を目指す。
音楽監督/飯森範親、指揮者/園田隆一郎、ポップスエグゼクティブプロデューサー/藤原いくろう、クリエイティヴ・ディレクター/湯山玲子

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湯山玲子

Reiko Yuyama[プロデューサー/MC]

 

著述家、プロデューサー。著作に『女ひとり寿司』 (幻冬舍文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、上野千鶴子との対談集「快楽上等!」(幻冬舎)等 。クラシック音楽の新しい聴き方を提案するプロジェクト「爆クラ」主宰。DJジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団の公演等をプロデュース。テレビコメンテーター、ファッションブランドOJOUのデザイナーとしても活動中。日本大学藝術学部文芸学科講師。 

PERFORMERS
COMMENTS

コメント

吉本ばなな

[小説家]

予想がつかないことがあまりにも貴重になった今、見たことない聴いたことない世界が約束されている、豪華な試みです。

イケムラレイコ

[現代美術家]

たまに日本に帰ると東京では是非会いたいのがパワフルな湯山玲子女史です。
この間虎の門の一角に辿りついて本格的なインド料理を楽しみながらの再会。赤いドレスがばっちりの湯山さんと玲子x玲子の話し会い。

おいしいマサラを舌ずみながら、新しい彼女の企画の話しを伺って驚き。まだ聞いたことない”交響ラップ”とか、粋なデザインのあざやかな印刷に名をつらねるはなんと日本がほこるラッパー達!サントリホールで交響楽団と一緒にバトルする、ベートーヴェンやドビュッシーにラップするのか、とにかくすごい!ここから何かはじまるぞと。絶対に平行線辿ったジャンルを融合するんです。この話を湯山調ラップで聞きました!
次の日またベルリンに帰ったのでこのイベントに参加できないのでみなさん絶対に行って体験してほしいです。
私はベルリンから応援します。
❤️
次は日本ヒップホップをベルリンフィルと一緒にドイツで紹介しましょう!

沼野雄司

[音楽学者]

ちゃんと音楽史を学んだ人なら知っていることだが、中世以来、器楽は声楽の代用にすぎなかった。なのにクラシック音楽界ではこのキホンが忘れら去られている気がする。ソナタ?交響曲?そんなものはもともと声の代わりなのだ。この日、ラッパーたちによって音楽が声を、言葉を取りもどす。つまり、西洋音楽史がようやく正統へと帰るのである。

加藤浩子

[音楽物書き]

言葉と音楽の新しい冒険!

越境する音楽プロデューサー、湯山玲子さんがまたまたやってくれました。ラップのコトバとオーケストラ音楽が出会うなんて!それも即興ではなく、作り込まれてくるという。これはもう、新時代のモノオペラ。異ジャンルがスパークする冒険へ、ようこそ。

徳永京子

[演劇ジャーナリスト]

もし自分がオファーを受けたら、と考えてみる。ラッパー、演奏者、指揮者、どの立場でも怖い。怯んで、逡巡して、断るほうに気持ちが傾く。だってクラシックの有名曲をライブ演奏しそれにラップを乗せるなんて誰が想像できる? でも乗った人がこんなにいて、しかも全員第一線。というか、そんな勇気、あるいは自信、または余裕を持っているのが第一線の証なのだ。現れるのは勝敗か調和か。自分の目と耳で確かめなければ。

松尾潔

[音楽プロデューサー・作家]

この国のラップの歴史は、実はそこそこ長い。そのまま「未完の大器」の歴史でもある。幾たびか大衆化されかかったこともある。だが、そうはならなかったということでもある。成熟を拒んだまま大きくなるのか、成長を拒みながら熟していくのか。真剣にジャッジしたいのなら、交響ラップを体験してからでも遅くはない。

鈴木淳史

[音楽評論家]

クラシック音楽をバックに、縦横無尽に日本語が踊りまくる。「鼻から牛乳」どころじゃない、キレキレの日本語だ。しかも、現代音楽界隈からは梅本佑利という起爆剤まで投入。サントリーホールで新しい音楽ジャンルが生まれそうな予感!

渋谷慶一郎

[音楽家]

フィリピンの作曲家、音楽学者のホセ・マセダは音楽の基本構造はドローン(反復)とメロディ(変化、置換え)であると言った。反復するビートと変化し続けるラップがあれば成立するヒップホップは20世紀後半に現れた西洋音楽の果て、ミニマルミュージックの最も洗練された容態とも言えるだろう。そこに西洋の表象としてのオーケストラを対置、バトルさせるという湯山玲子の目論見は事故の誘引、誘惑である。それを目撃するのを手ぐすね引いて待っている。

岩井俊二

[映画監督]

どんな優れたクラシックのスコアも現代の言葉だけは持ち得ない。なるほどそこは盲点だった。しかもラップ!ビリーホリデーが「奇妙な果実」を初めて歌った時のような新時代の幕開けの気配すらある。

問い合わせ

パシフィックフィルハーモニア東京

03-6206-7356(平日10~18時)

pacific@ppt.or.jp 

 

主催・制作

パシフィックフィルハーモニア東京

企画

爆クラ/ホウ71

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