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爆クラ<第15夜>「現代音楽はクラブカルチャーになりうるか?」ゲスト:菊地成孔

更新日:2021年9月30日


 秋第一弾のゲストは菊地成孔さん。


 すでにご本人から、「2CD-JとミキサーとヘッドフォンというスタンダードなDJスタイルで、ネタを総て二次大戦後の現代音楽(シュトックハウゼン、ケージ、ブーレーズ、フェルドマン、ベリオといったスターから、好事家対応のマニアック盤まで)から大量投入。

 菊地成孔が現代音楽を擦り、刻み、BPMを調整する」という内容が来ておりまして、もう、何も追加することはございません。現代音楽はどーにも良くわからん、というムキ、テクノや音響と近似値なのはわかるのだが、何を買っていいのか不明という人たちにも格好の一夜です。

 思えば。クラシック音楽を爆音で聴く、爆クラの発想の元は、私が四十路越え時にハマったクラブについての考察本『クラブカルチャー!』の菊池成孔さんのインタビュー中、ポストクラブについて語り合った一件。

 私のNYのクラブ体験での感想は、「こりゃ、ワグナーのヴァルジファルじゃん!」だったのですが、クラシックの音楽スタイルは大いにクラブカルチャーと呼応するところがある。クラシックを脱構築したとも言える現代音楽の、そのむき出しになった骨格をクラブアプローチすると、どんなもんかいな? という刺激的な試みが9月の夜に繰り広げられます。


参考資料↓

モートン・フェルドマン『Copic Light』けっこう、ステージやドラマの効果音に使われたりする。


https://youtu.be/X_BWF1YBFKw シュトックハウゼン『ヘリコプター弦楽四重奏』夢で見たバイオリニストinヘリコプターというシーンを現実化したという、非常にアートな、ある意味テレビバラエティーな試み。

 教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験し てほしい、この爆音音浴。生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代の テクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。



●プログラム

 カールハインツ・シュトックハウゼン「コンタクテ」「グルッペン」「ヘリコプターカルテット」

 ジョン・ケージ 「ソナタとインターリュード」

 ピエール・ブーレーズ「ル・マルトー・サン・メートル」「構造1」

 モートン・フェルドマン 「コプトの光」「サミュエル・ベケットのために」

 ルチアーノ・ベリオ「室内楽」「ノウンズ」



ゲスト

菊地成孔(きくちなるよし、音楽家/文筆家/音楽講師)

東京ジャズシーンのミュージシャン(サキソフォン/ヴォーカル/ピアノ/キーボード/CD-J)として活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、極度にジャンル越境的な活動を展開、演奏と著述はもとより、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、コラムニスト、コメンテーター、選曲家、クラブDJ、映画やテレビドラマの音楽監督、対談家、批評家(主な対象は音楽、映画、服飾、食文化、格闘技)、ファッションブランドとのコラボレーター、ジャーナリスト、作詞家、アレンジャー、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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