top of page

爆クラ<第29夜>「岡村靖幸のクラシック官能教育 助っ人moderater大谷能生参加の巻」ゲスト:岡村靖幸、大谷能生


 クラシック音楽を爆音で聴く「爆クラ」。ゲストに迎えるのは、唯一無比の存在感で、男の子と男、そして恋愛を表現し続ける岡村靖幸さん。その、官能とセクシーの探求者にクラシック音楽の官能テクスチャーをぶつけてみたら、どうなるか?トークゲストに大谷能生さんを呼んで、浮き彫りにするクラシックの官能性。

 官能的という言葉はクラシック音楽を語るときに、わりとよく使われる表現です。しかし、その官能性の正体は、ポピュラーミュージックにおけるほど細かく分析されてはいません。感情に響くのか、腰にクルのか、初恋のウズウズ感か、嘘でもいいから騙してほしい感なのか、はたまた、絶頂感なのか……。

 メロディーやハーモニー、そして、音色のどこに官能が潜んでいるのか。  青春や恋愛のデリケートな心証とセンシュアルな肉体性が同居する表現で、カリスマ的な人気を誇る岡村靖幸さんをゲストに、助っ人モデレーターとして「男の恋愛心に関しては俺にまかせたおけ」の大谷能生さんが、お得意分野のジャズ方面からの感性とともに、席亭湯山の助っ人として参加。二人がかりで、岡村さんとクラシック音楽の出会いから浮き彫りになるクラシックの官能性を探っていきます。


 教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。



ゲスト

岡村靖幸

1965年生まれ、神戸出身のシンガーソングライター。作曲家としての活動を経て1986年にシングル「Out of Blue」でデビュー。R&Bやソウルミュージックを昇華したファンキーなサウンド、青春や恋愛の機微を描いた歌詞などが支持され、熱狂的な人気を集める。90年代以降は作品発表のペースを落とし表舞台から姿を消すが、他アーティストへの楽曲提供やプロデュース活動は継続する。2004年には約9年ぶりのアルバム「Me-imi」をリリースし全国ツアーも実施。2011年8月にアルバム「エチケット」を2枚同時リリースし、2013年10月に6年ぶりのニューシングル「ビバナミダ」を発表した。


ゲストモデレーター

大谷能生

1972年生まれ。批評家、音楽家。96年~02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。様々な雑誌、webへの執筆・寄稿を行い日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。2004年9月、菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社刊)を上梓。2004、2005年と同氏と共に東京大学教養学部にて講義 を担当。『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』『同 キー ワード編』(菊地成孔・大谷能生/メディア総合研究所)として書籍化される。他に、『日本の電子音楽』(川崎弘二著 大谷能生協力/愛育社)、『200CDジャズ入門200音楽書シリーズ』(200CDジャズ入門編纂委員会編/学習研究社刊)等。2007年9月に月曜 社から初の単独批評単行本『貧しい音楽』刊行予定。音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。2006年12月にはソロ・アルバム『「河岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏を行っている。2007年には待望の第一批評集『貧しい音楽』(月曜社)を上梓。2008年には 菊地成孔と共著で待望の『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』(エスクアイア マガジン ジャパン)を発表。また、2008年には 第二批評集『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』(メディア総合研究所)も発表された。

閲覧数:46回0件のコメント

Comments


bottom of page