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爆クラin DOMMUNE​<第89夜>「クラシックの中のエスニシティー、そしてブルース的なもの」ゲスト:ピーター・バラカン


クラシック音楽の新しい聴き方を提案する、ポストクラブ時代のトーク&リスニングイベント「爆クラ」の第89夜は、11月4日(火)21:00〜、世界一のストリーミングスタジオ<DOMMUNE>からの配信&ライヴです。 ピーター・バラカンさんをゲストに迎えてお送りするのは、クラシック音楽の中に、世界各地の民族と土地柄発のローカルな響きを発見していく旅。加えて、奴隷としてアメリカに渡った黒人たちの労働歌にルーツを持ち、独特の独特感や哀しみの表現で人々を魅了し続けているブルース的なセンスを、果たしてクラシックは持ちえているのかという、挑戦的な試みも!



インターFMの「バラカン・ビート」をはじめとするラジオ番組で、「私たちがまだまだ知らない素晴らしい音楽」を紹介し続け、真の音楽好きを唸らせてきたバラカンさん。「クラシックはよく知らない」とおっしゃる彼の裸の耳に、クラシックはどう響くのか? という点も大変に興味深いところ。

ガーシュウィン、バーンスタイン、ショスタコーヴィチのジャズ、ヴィラ・ロボス、ピアソラ、プッチーニ、そして、ジプシーの音楽、オリエンタリズムのプッチーニなどなど。そして、今アメリカで問題化している、文化の盗用(Cultural appropriation)についても、語る所存。

恒例のDJタイムは5月の爆クラで驚異的なDJプレイを見せ、Twitterのタイムラインを賑わせた指揮者の坂入健司郎さんが再登板! トークテーマに合わせたエスニックな選曲にもご注目あれ。

今回も少人数ながら、ライブ鑑賞が可能です。感染対策を充分に取った上で、自粛疲れを最高の音響とトークで洗い流しましょう。

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■ゲスト:ピーター・バラカン(Peter Barakan、ブロードキャスター)

1951年ロンドン生まれ。

ロンドン大学日本語学科を卒業後、1974年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。

現在フリーのブロードキャスターとして活動、「バラカン・ビート」(インターFM)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK-FM)、「ライフスタイル・ミュージアム」(東京FM)、「ジャパノロジー・プラス」(NHK BS1)などを担当。

著書に『Taking Stock どうしても手放せない21世紀の愛聴盤』(駒草出版)、『ロックの英詞を読む〜世界を変える歌』(集英社インターナショナル)、『わが青春のサウンドトラック』(光文社文庫)、『ピーター・バラカン音楽日記』(集英社インターナショナル)、『魂(ソウル)のゆくえ』(アルテスパブリッシング)、『ラジオのこちら側』(岩波新書、電子書籍だけ)、『ぼくが愛するロック 名盤240』(講談社+α文庫、電子書籍だけ)などがある。

2014年から小規模の都市型音楽フェスティヴァルLive Magic(https://www.livemagic.jp/)のキュレイターを務める。

ウェブサイトは http://peterbarakan.net

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■ゲストDJ:坂入健司郎(さかいりけんしろう、指揮者)

1988年生まれ、神奈川県川崎市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。

これまで指揮法を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に、チェロを望月直哉氏に師事。また、V.フェドセーエフ氏、井上喜惟氏と親交が深く、指揮のアドバイスを受けている。13歳ではじめて指揮台に立ち、2008年より東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成。これまで、J.デームス氏、G.プーレ氏、舘野泉氏など世界的なソリストとの共演や、数多くの日本初演・世界初演の指揮を手がけている。2015年、マーラー交響曲第2番「復活」を指揮し好評を博したことを機に「かわさき産業親善大使」に就任。5月には、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出演を果たし、MOSTLY CLASSIC誌「注目の気鋭指揮者」にも推挙された。2016年、新鋭のプロフェッショナルオーケストラ、川崎室内管弦楽団の音楽監督に就任。その活動は、朝日新聞「旬」にて紹介された。その後、湯山玲子氏主宰「サロン・ド・爆クラ!」にて、シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」の連続上演を企画・指揮、2018年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に初客演しオルフ「カルミナ・ブラーナ」を指揮、成功を収めた。その他にもマレーシア国立芸術文化遺産大学に客演するなど海外での指揮活動も行なっている。

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