爆クラin DOMMUNE​<第91夜>「ジャズに片想いするクラシック音楽」ゲスト:菊地成孔


クラシック音楽の新しい聴き方を提案する、ポストクラブ時代のトーク&リスニングイベント「爆クラ」は、世界一のライブストリーミングスタジオ、DOMMUNEと組んで、ほぼ月一回、皆様にプログラムをお届けしています。 爆クラ登場2回目のゲストは、ジャズ・ミュージシャンの菊地成孔さん。テーマはもう、ど真ん中に「クラシック音楽におけるジャズの影響」について語りあっていきます。

ラヴェルやドビュッシーなどの印象主義やストラヴィンスキーにプロコフィエフ、そして、現代音楽の原点と言われるサティが活躍した19世紀末から20世紀初頭は、実はジャズの勃興期(ウディ・アレンじゃないけど、この時代に生まれたかったよ!!)。シンコペーションが特徴的なラグタイムが、アフリカ系アメリカ人のリズムや民俗音楽センスを継承して生まれたジャズは、同時代の心ある作曲家たちに多大な影響を与えてきました。 ジャズ独特の和声感やブルーノート・スケール、ポリリズム、カデンツァどころではないインプロビゼーションという演奏スタイル、コール・アンド・レスポンスなどなど。ジャズを見事にクラシックに喚び活けたガーシュウィンの金字塔「ラブソディ・イン・ブルー」を筆頭に、ショスタコーヴィチは「ジャズ組曲」第1番・第2番、プロコフィエフ、ラヴェル、カプースチン、ミヨー、ヒナステラなどがその楽曲にジャズのエッセンスを注ぎ込んでいます。そう、忘れてはならない、バーンスタインの数々の楽曲も有名ですね。 また、ジャズはそのルーツのひとつに18世紀西洋の教会音楽を持ち、同時代のジャズミュージシャンたちもまた、ラヴェルの和声の響きをヒントに演奏を行っていたという両者の交流も見逃せません。 ジャズという異文化との格闘で見事にそれを飲み込んだ名曲もあれば、消化不良の楽曲や演奏もある。ジャズ影響のクラシック音楽を、菊地さんはどう語ってくれるのか?! そしてそして、クール、孤独、ヒップなどと表現されるジャズの独特感覚は、果たしてクラシック音楽の中に響きを変えて存在するのか、という勝ち目の無い捜索にもちょっと挑んでみようと思います。 トーク後のお馴染みDJタイムですが、今回は菊地成孔さん自ら引き続き行っていただきます。凄いぞ! 今回は先日発令された自粛要請のため、スタジオでの現場鑑賞はございません。すべて配信になります。是非、投げ銭をよろしくおねがいします。 __________________________ ​ ■ゲスト:菊地成孔(きくちなるよし) 1963年生まれの音楽家/文筆家/大学講師。音楽家としてはソングライティング/アレンジ/バンドリーダー/プロデュースをこなすサキソフォン奏者/シンガー/キーボーディスト/ラッパーであり、文筆家としてはエッセイストであり、音楽批評、映画批評、モード批評、格闘技批評を執筆。ラジオパースナリティやDJ、テレビ番組等々の出演も多数。2013年、個人事務所株式会社ビュロー菊地を設立。

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