爆クラ<第77夜> 「Opus Oneに集う20代の才能5人が解く クラシックのジレンマ」ゲスト:Opus One

 クラシック音楽の新しい聴き方を提案する、ポストクラブ時代のトーク&リスニングイベント爆クラ。 1月21日(月)は、 次代のクラシック界を担う若手アーティスト限定の新レーベル、Opus Oneのローンチ前夜、そこに集った若手演奏家達に集まってもらいます。チェロの笹沼樹(24)、ヴァイオリンの石上真由子(27)、ピアノの古海行子(20)、ソプラノの鈴木玲奈(29)、ギターの秋田勇魚(24)と語りそして聴き尽くす、爆クラ版「クラシックのジレンマ」。


 ところで……。このアーティスト写真カッコいいでしょ? 実はこれ不肖私メがビジュアル・スーバーバイザーを担当し、イメージを作り上げたもの。ポピュラーミュージックでは、すでに当たり前の行程なのですが、クラシック音楽ではほとんどきちんと行われることがなかった部分です。


 そこから、キチンと組み立てる、というレーベルの姿勢は、今後少子高齢化を迎え、今までクラシックを支えてきた文化的中産階級が大きく目減りすることが考えられる状況に先手を打つ、ことの1つの現れ。


 これだけ表現が世の中に溢れ、シビアな時代にクラシック音楽の演奏家として、自立して、演奏活動をやっていくと決め、うるさ方(マジで)のディレクター達の触手に引っかかった5人。


 NHKの人気トーク番組のタイトルを拝借したとおり、彼らに語ってもらうのは、クラシック界の明日はどっちだ?! 彼らが学んできた環境、クラシック音楽観、時代性、コンクールについて、などなど。だってですよ。彼らが演奏活動をしていく未来は、かつてのように演奏家はちょいと外のコンクールで賞に輝き、また輝かなくとも留学して経験を積んで、日本に戻ってくれば、学校関係のポストや弟子を取って教えたり、演奏活動がそこそこできるという、中産階級の人口数に支えられた経済圏が消滅した世界なのですから。


 メンバーを簡単に紹介すると、特にヴァイオリンの石上真由子さんは、私としても長岡京アンサンブルを聴きに言ったときに「なんじゃ、こりゃあ」と注目していた人だけに、膝を打った人選。ピアノの古海行子さんは、最近の映画で言うとルカ・グァダニーノ監督の作品並みにユーラシア的な狂気とパッションがあるし、ソプラノの鈴木玲奈さんは、軽快でキラキラしたコロラトゥーラの華がある。ギターの秋田勇魚君は、しとやかな情感と映像的な音空間作りが上手いし、チェロの笹沼樹君は、スケールの大きい音像と楽器を華やかに歌わせる心ある演奏がナイス、なのです。


 ということで、最近の爆クラ名物である、ミニコンサートも企画中。(どんなプログラムにしようかなと考え中……)


 2019年最初の爆クラに、是非、お運びあれ。


 マジで初モノって感じで!!



ゲスト

笹沼樹(ささぬまたつき、チェロ)

ARDミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門第3位。ソロでは東京音楽コンクール第2位、 日本音楽コンクール入選。室内楽奏者としても横浜国際、ルーマニア国際、ザルツブルク=モーツ ァルト国際などのコンクールで優勝。 桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業後、桐朋学園大学ソリストディプロマコース修了、並びに学習院大学文学部卒業。現在、桐朋学園大学大学院に在籍中。2017年6月に開催した リサイタルは天皇皇后両陛下をお迎えしての天覧公演となった。V.アダミーラ、古川展生、堤剛の 各氏に師事。カルテット・アマービレ、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団のメンバー。


石上真由子(いしがみまゆこ、ヴァイオリン)

第77回日本音楽コンクールにてヴァイオリン部門第2位、併せて岩谷賞(聴衆賞)、E・ナカミチ賞を受賞。佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラにてコンサートミストレス。 2010年、大阪のザ・フェニックスホールでリサイタル。11 年、兵庫県立芸術文化センター大ホール(2001席)で1日2回公演のリサイタル。NHK-FM『名曲リサイタル』出演。第7回ルーマニア国際音楽コンクールにて弦楽部門第1位及び全6部門を通じての最優秀賞、コンチェルト・デビュー賞受賞。第14回チェコ音楽コンクールヴァイオリン部門第1位受賞第1回バルトーク国際ヴァイオリンコンクールにて特別賞受賞。京都府立医科大学卒、医師。


鈴木玲奈(すずきれいな、ソプラノ)

東京音楽大学声楽演奏家コース及び同大学院を共に首席で修了。 第86回日本音楽コンクール声楽部門第1位。第49回日伊声楽コンコルソ第3位。第15回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2013」アジア代表など多数受賞。日生劇場でのオペラ「後宮からの逃走」ブロンデ役をはじめ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ役、 歌劇「BLACKJACK」彩香役などを演じ、歌唱とともに大胆な演技力で好評を博す。オラトリオのソロも多数務めるほか、国内外でますます活躍の場を広げている。ミュンヘン、ウィーンにて研鑽を積む。


古海行子(ふるみやすこ、ピアノ)

第4回高松国際ピアノコンクール優勝、5つの特別賞を受賞。第40回ピティナピアノコンペティション全国決勝大会G級金賞、コンチェルトB部門第1位。第20回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第2位、ショパン国際ピアノコンクール in ASIA アジア大会高校生部門金賞等数々のコンクールで受賞し、国内外で演奏活動を行う。昭和音楽大学ピアノ演奏家コース3年、同附属ピアノアートアカデミー在籍。江口文子氏に師事。


秋田勇魚(あきたいさな、ギター)

7歳よりギターを村治昇、高田元太郎、ジェレミー・ジューヴに師事。同時に大萩康司、福田進一等国内外多数のギタリストにマスタークラスを受講。国内主要ギターコンクールで優勝した後に、アルビ国際ギターコンクールにおいて優勝。台湾国際ギターコンクール審査員特別賞、イーストエンド国際ギターコンクール第2位及び聴衆賞受賞。2016 年ミスター慶應SFCファイナリスト。2017年より慶應 義塾大学を休学し活動拠点をフランスのパリに移す。現在パリ地方音楽院にてジェラール・アビトンに師事。

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