爆クラ<第12夜>「レクイエム この世にオサラバする感情」ゲスト:華恵


我々が誕生を喜び、葬式を悲しむのは何故か? 我々がその当人でないからだ。 

〜マーク・トゥエン


 音楽には、純粋に表現の愉しみという部分のほかに、機能的な側面があります。人々をアッパーにして、騒音の中に思考停止させ、ゲームに集中させるためのパチンコ屋のBGM、お目当ての人をその気にさせる、ムーディな音楽、辛い綿花畑での労働を慰安するブルース、人々に神の国の存在を感じさせる宗教音楽というものもあります。

 中でも、人の死を生者が弔うための音楽は、もしもクラシック音楽に機能性を求めるとしたら、無視できないいちジャンルであり、それら「レクイエム」と言われる一連の楽曲は、実際に葬式に使うかどうかは別として、特別な聴かれ方をしてきました。

 残された人たちの慰安でもあり、また、生きている自分が、メメントモリ(死を想う)するために、作曲家たちはどういう音の世界を用意したのでしょうか?!


参考資料 https://youtu.be/P6riJuxfPIY

ご存じ、モーツァルトの「ラクリモーザ」カール・ベーム指揮 ウィーンフィル


 「生まれ故郷のニューオリンズについて、中学生の時に調べて以来、葬儀祭礼の音楽に惹かれ続けていた」という、華恵さん。その音世界を追求したい、という欲望のもと、現役で芸大音楽部楽理科に進み、現在、NHK BSプレミアム『世界遺産〜一万年の叙事詩〜』のナビケーダー(考えてみれば、これもデス関係)も努めている彼女とともに味わう”弔い”の世界。楽理科ならではの音響と感情の話題も、今回の見ドコロ、です。


●予定の曲目たち

 ・作者不明 サカラメンタ提要より <墓よりラザロを甦らせし御方>

 ・ピエール・ド・ラ=リュー <オッフェルトリウム>、<サンクトゥス>

 ・モーツァルト レクイエムから <怒りの日>、<涙の日よ>

 ・モーツァルト <フリーメイソンのための葬送音楽>

 ・ブラームス ドイツ・レクイエムから <悲しんでいる人々は幸いである>

 ・ラインベルガー  レクイエム ニ短調 op.194

 ・ヴェルディ レクイエムから <レクイエム>、<怒りの日>

 ・ベートーベン ピアノソナタ第12番 第3楽章

 ・ショパン ピアノソナタ第2番 変ロ短調第3楽章

 ・リゲティ レクイエムから <キリエ>

 ・A・ロイド・ウェッバー  レクイエムから <ピエ・イエズ>

 ・武満徹 <弦楽のためのレクイエム>

 ・メンデルスゾーン <『夏の夜の夢』 葬送行進曲>

 ・グノー <マリオネットのための葬送行進曲>

 ・フォーレ レクイエム <オッフェルトリウム>、<アニュス・デイ>



ゲスト

華恵(はなえ)


1991年4月28日アメリカ生まれ。6歳から日本に住む。10歳からファッション誌でモデルとして活動。2000年、2001年、全国小・中学校作文コンクール読売新聞社賞を受賞。2002年全国小・中学校作文コンクール文部科学大臣賞を受賞。2003年12歳で『小学生日記』(プレビジョン)を刊行し、エッセイストデビュー。『本を読むわたし』(筑摩書房)、 『寄りみちこみち』(角川書店)、『華恵、山に行く。』(山と渓谷社)等を刊行。最近では、NHK BSプレミアム「世界遺産~一万年の叙事詩~」のナビゲーターを務めた。現在、東京藝術大学音楽学部楽理科3年に在学し、音楽理論や音楽史、音楽民族学などを学ぶ。連載中のエッセイに、『小説すばる』(集英社)「色と音の間で」、『紡』(実業之日本社)「今日何食べた?」等。

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